「コロナ禍と女性」の講演内容についてご紹介します。
三人目は志免中学校英語教諭の尾本麻衣さんです。
尾本さんは、教諭になって5年目、今は3年生の担任をしており
現在は子どもたちの進路実現にむけて指導中の大変忙しい時期に、ご講演いただきました。
昨年と今年と、これまで当たり前に行っていた学校行事は
縮小して開催せざるを得なかったこと。
生徒たちの頑張りを披露する場である体育会や文化発表会、そして修学旅行は中止になり、
教員としても大変悔しく残念だったとお話しされました。
一方良かった点は、ICTの活用が進み、生徒が意欲をもって活用していること、
オンラインだと1対1での指導も可能になったとのことです。
次に、コロナ禍での子どもたちの変化についてです。
学校では心のアンケートや学校生活に関するアンケートを実施し、
その結果から、子どもたちの様子や変化を読み取り、
一人一人の心のケアや、アンガーマネジメントの説明会を開くなど
子どもたちの支援を行ったとのことです。
子どもたちを見守りケアする体制として、保護者やスクールソーシャルワーカー、
スクールカウンセラーを始め、地域の人たちと連携が大切。
講演会参加者の市民の皆さんにも、地域で子どもたちを見かけることがあれば声をかけてほしいと、
熱心に語られていました。
子どもたちへのきめ細やかな支援や対応について、落ち着いた口調で話されていましたが、
その様子は、尾本先生の誠実さや子どもたちへの愛情に溢れていました!