現在、学生たちは座学のほかに、妊娠・分娩・産褥・新生児期に必要な技術演習を行い、6月から予定されている助産学基礎実習に活かせるよう頑張っています。
今週は、実習先でもあるエンゼル病院の吉村先生から胎児エコーの講義と技術を教えていただきました。
実際にエコーに映し出される模型の胎児に、学生は身を乗り出し、先生の話を真剣に聞き、演習に取り組んでいました。
梅雨入り間近となり、蒸し暑さがだんだんと厳しくなる季節となりますが、
学生は体調に気を付け日々学習に取り組んでいます。
今年度の授業開始から早1か月、ゴールデンウィークも終わり、別科では本格的に助産技術の演習を開始しました。
学生たちは看護学生時代の演習から一歩進み、常に対象の状況を考えながら、「これは何のため?」「今、赤ちゃんはどんな状態なの?」と頭と手をフルに働かせて、助産師に必要な技術を1つ1つ身につけるために頑張っています。
そのような中、昨日は支援科目の「人間関係とコミュニケーション」という授業で『コミュニケーション』や『傾聴的な聴き方』『交流分析』について学びました。
講師は北九州市若松区で「OK牧場」を運営されている山下志保先生です。 先生のユーモアに富んだ講義とさまざまなワークに、学生達はふだんの授業では見せない満面の笑みで、楽しく学んでいました。
交流分析では、「助産師としての自分」について考える機会もあり、それぞれが考えた「助産師としての自分」をグループ内で語り合い、まとめたものを発表しました。
まだ、1ヶ月しか経ていない中、「助産師はこのような立場にあるから、これが必要」と、それぞれの言葉で表現していたのが印象的で、助産師をめざす思いが伝わってきた時間でした。
先日、修了証書授与式が行われ助産学生16名が巣立っていきました。
また、無事に16名全員助産師国家試験に合格できたことを
教員一同大変うれしく思っています。
学生にとってコロナ禍での学生生活はとても大変な1年間だったでしょうが、みんなで力を合わせて乗り越えることができました。
これからも頑張っていけると信じています。
この1年の学びを活かし、これからも関わらせていただくお母さんや赤ちゃん、そのご家族への感謝の気持ちを忘れずに日々努力してほしいと思います。
キャンパスでは桜も満開に近づき、新入生を迎える準備が始まっています。
このピンク色に染まったキャンパスで、新入生に会える日を楽しみにしています。
シオンの丘に吹く風に、春の陽気を感じる今日この頃です。 昨日、助産学生16名は西南女学院中学校・高等学校の高校2年生に向けて、 「思春期健康教室」を行いました。
「思春期健康教室」は国家試験を終えて半月あまりで企画、運営まで行います。 この1年間で学んできた知識をフル活用し、1からすべて16人で作り上げて完成させるという、ハードスケジュールです。
今年は「自分を大切にするために」をテーマに、➀思春期の心身の変化、➁人との正しい付き合い方、③社会における多様性の3本柱でお話をしました。 高校生の興味のあるダイエットのこと、SNSの被害など身近な話題から、「自分を大切にするために」これからどうすればよいのか、グループワークを行いながらの教室です。高校生の皆さんも活発に意見を出してくれて、お互い刺激の多い楽しい時間でした。 シオンの丘を旅立つ助産学生の底力に感動し、高校生の健康を願う1日となりました。
助産師はお産の介助だけでなく、女性の一生涯におけるサポーターです。 助産別科では、幅広い助産の学習を行います。 是非、皆さんも助産師の魅力を体験してみませんか!
助産学実習も前期実習を終え、9月から後期実習が開始しました。 今回も、実習に励んでいる助産学生の様子を紹介します。
私たちは、北九州市にあるお産の家 よつ葉 (yotsuba-baby.jp)で 助産管理実習をさせていただきました。 実習では、助産院における妊娠中から産後ケアまでの母子への切れ目ない支援の実際について、指導者さんにお話を伺いました。
その中で、自分の理想とする助産院や病院などを実現していくためには、母子の命を守るための安全管理を行うことが必要条件であることを学びました。そして、法律やガイドライン、定義や基準などを理解することの必要性を改めて実感しました。
また、実際に妊婦健診や1か月健診も見学、経験させていただきました。 安心してお産に臨めるよう、助産師がゆっくりと時間をかけて1人1人の妊婦さんと向き合ってお話されている姿がとても印象的で、妊婦さんが理想とするお産を実現するためには、助産師との信頼関係も大切であることを改めて学ぶことができました。
実際に褥婦さんたちに提供する食事も指導者さんと一緒に調理をしました。栄養面だけでなく、盛り付け、器の選択などにも気を配り、楽しく食事をしていただくための心遣いがなされていました。
3日間の経験の中で、これから自分たちが目指す助産師としてのあるべき姿を見せていただき、母と子の2人の命を預かる責任の重さを感じることができました。 スタッフの皆様、実習の機会をくださったお母さんとそのご家族の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、ありがとうございました。
↓ 向かい側から撮影してます
助産別科では、8月22日(土)23日(日)と2日間にわたり対面式のオープンキャンパスを開催しました。また、7月3日(土)9月4日(土)にはオンラインでのオープンキャンパスも開催し、たくさんの方にご参加いただき、助産学生との交流を通して、本校の雰囲気を感じていただきました。
助産別科の紹介や学生生活の説明に始まり、模擬授業・学生交流会のプログラムで実施しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
8月は「分娩介助を見学しよう」のテーマで、助産学生が実施する分娩介助を見学してもらいました。9月は「模擬授業を体験しよう」のテーマで、助産学生が実際に作成した資料を使って模擬授業を行いました。
ソーシャルディスタンスを保ちながらの交流会では、みなさん目を輝かせて質問されていたのが印象的でした。参加された学生さんからは「実際の助産学生の声が聞けて良かった」などの声を頂きました。
今年のオープンキャンパスは終了しましたが、知りたいことなど何かありましたらホームページの入試情報もしくは、西南女学院大学 入試課へお問い合わせください。
西南女学院大学のキャンパスで是非一緒に助産を学びましょう!
朝晩の涼しさが秋の到来を感じさせる今日この頃です。 別科では8月から夏休み&助産管理実習を行う学生もいれば、助産学実習Ⅰの実習に 突入する学生もいて、様々な夏を過ごしました。 今回は暑い愛知県の地で、5週間の実習を終えた学生の声をお届けします。
私たちは8月初旬から5週間、愛知県豊田市のあかね医院で実習をさせて頂きました。遠方での臨地実習だったため、緊張と不安でいっぱいでしたが、実習を受け入れてくださった院長先生をはじめ、スタッフの皆さん、お母さん方、ご家族の方にも感謝の気持ちでいっぱいです。
実習では、主に産婦さんの分娩介助をさせて頂きました。不必要な医療介入はせずに女性と赤ちゃんのもつ力を信じ、最後まで信じて寄り添うあかね医院の先輩助産師さんの姿から多くのことを学ばせていただきました。
また、遠方でクラスメイトと支え合いながら努力することで、成長することができたと実感しています。これからもさらに努力し、お母さんや赤ちゃん、ご家族の方々にも寄り添うことのできる素敵な助産師を目指して頑張っていきます。
あかね医院では毎年2名の学生が実習をさせていただいてます。 学生の声にもあるように、アットホームな雰囲気の医院で、小児科や 院内保育園も併設しており、夏休みのこの時期はセミの鳴き声に負けないように、 子どもたちの笑い声や泣き声が聴こえます。 最終日のまとめでは、学生の鼻をすする音も聞こえました。
いつ呼ばれるかわからず、携帯電話を肌身離さず抱え、緊張しながら頑張って過ごした5週間でした。感極まる気持ちと、このような状況の中であたたかく迎え入れ、熱心にご指導いただいた院長先生や指導者さんへの感謝の涙だったようです。
このような実習も助産学生ならではできる貴重な体験ですね。 帰り際には指導者さんやスタッフの皆さんと笑顔で写真撮影しました。
真夏の太陽とオリンピックの熱戦に汗と涙の絶えない毎日です。
別科の学生は4週間の助産学基礎実習を終え、初の定期試験そして8月から
始まる助産学実習Ⅰの準備に慌ただしい夏を過ごしています。
今回は基礎実習を終えた学生の声をご紹介します。
私は、6月下旬より4週間の助産学基礎実習を行いました。 助産別科に入学後、初めての臨地実習だったので、とても緊張しました。 分娩見学にはじまり、3人の産婦さんの分娩介助をさせていただき、とても良い学びとなりました。 また、赤ちゃんが産まれるまでの長い陣痛の時間も一緒に過ごさせて頂いていたので、産まれた時にお母さんが涙を流している姿を見て、命の誕生の素晴らしさに改めて感動しました。
今回の基礎実習は臨地実習と学内実習のハイブリッド型で行いました。
学内であっても真剣そのもので、たくさんの学びができたようです。
右下の写真は学生作成のmy baby&my 胎盤です。左下の写真は学内実習で
産痛緩和のケアをしている学生の様子です。
お母さんと赤ちゃんを想う気持ちが、実際のケアにつながる日も近いことでしょう。
<助産師を目指す皆さんへ>
本学では8月21日(土)と22日(日)に対面式オープンキャンパスを
開催します。是非、お越しください。
学生生活も2ヶ月が過ぎ、演習や課題に追われお疲れ気味の学生たちですが、今年も、ホッとできる時間、アロマセラピーの講義・演習が行われました。
今回は癒しの時間を過ごした助産学生の声を紹介します。
周産期を通して活用できるアロマセラピーについて講義をうけました。
その中で、アロマはリラックス効果だけでなく感染予防や便秘・腰痛などの身体におこる様々な症状にも効果があることを学びました。
また、学生同士でハンドマッサージも体験しました。とても気持ちがよく、そしてとても癒されました。これから始まる助産学実習でも妊産褥婦さんの癒しになるよう実践していきたいと思います。
最後に、今回はじめて、自分の好みのアロマオイルを使ったバスソルトつくりも体験しました。疲労がたまった時の入浴timeに、自作のバスソルトで癒されたいと思います。