小・中学校や高校では早くも夏休み中盤ですね。毎日お天気も良く、暑さもピークを迎えていますが、みなさんエンジョイしていますか??
先日、7月20日に行われたオープンキャンパスでは、『大切な命を救うために』 というテーマで模擬講義と演習見学がプログラムされました。その模様をリポートしようと思います。
大講義室では、「白血球の働きと免疫のしくみ」に関する講義を体験していただきました。 講義では、ひとの命を守っている白血球が身体のなかでどのように活躍しているのか、白血球が細菌を食べている(専門用語では“貪食”と言います)様子を撮影した動画を交えながら説明しました。また、白血球が減少したり「がん」になった場合に引きおこされる疾病や治療(骨髄移植)についても紹介しました。
講義の締めくくりには、疾病に関する知識がどのように看護に結びついていくのかについて話がありました。根拠のある看護を提供するためには、生体のしくみや機能、疾病の原因やなりゆき、症状が起こるメカニズムなどを熟知していることがとても大切なのです。この体験がひとの身体や血液の役割、看護など、命を守っているものへの関心が芽生えるきっかけとなれば嬉しく思います。
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一方、実習室では「急変時の対応のシミュレーション」として、認定看護師 * 教育課程「集中ケア」コースを受講中の現役看護師11名と主任教員1名、救急・クリティカルケア看護学のゼミ生で、8月からの総合実習を目前に控えている4年生6名がデモンストレーション(実演)を手伝ってくれました。 * 認定看護師とは、「日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野に おいて、熟練した看護技術と知識を有することが認められた者」をいいます。 本学では「集中ケア」コースの認定看護師を養成する教育課程を設置しています。詳しくは本学のホームページをみてね!
救急の場面設定は、外来受診中に突然胸の痛みを訴え意識を失い、心肺停止(心臓の拍動と呼吸が停止)した患者を発見した場面と、入院中の患者が心肺停止しているのを発見した場面です。どちらの状況も、臨床ではしばしば遭遇する、緊急度が高い状況です。その時に看護師としてどのように動き、何をすべきかのトレーニングをしている演習場面を見学していただきました。
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実際の機器を用い、全員が真剣に行っている様子には緊張感とスピードがあり、オープンキャンパスに参加された方たちにも臨場感が伝わったのではないかと思います。4年生が医療チームの一員として機敏に振る舞うのを見て、以前からこの日のために練習をしていたのでは?と思われるかもしれませんが、実は、当日に初めてシナリオを聞き、数回練習したのみなのです。日ごろの学習や演習、実習、研修等を通して身につけた技術が生かされた結果だと思います。さすが4年生ですね!
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オープンキャンパス2013では、8月・9月にもまだまだ色々なプログラムを企画しています♪ 内容は毎回異なりますので何回でも参加可能です。ぜひ実際に体験し、見て・聞いて・感じてください!! 多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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