今年も残りあと1週間で終わりですね。
皆さんはどんな一年を過ごしたでしょうか!?
初夏の出来事でありますが、今年の出来事は今年のうちに!! (←ここが大事デス♪)
只今、国家試験に向けて追い込みをかけている4年生の話題を一つ。
4年生は臨地実習、国家試験だけでなく、自分たちの知識と技術の向上のために
頑張っていたんですよ~☆
みなさんはBLSを知っていますか?
BLSとは、Basic Life Support(一次救命処置)の略称です。
一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のことです。
専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができます。
BLSヘルスケアプロバイダーコースでは、アメリカ心臓協会(American Heart Association)*のガイドラインに沿った、世界基準のトレーニングを受けることができます。
今年の初夏、6月29日(土)、7月13日(土)の2日間に渡って、西南女学院大学で、
福岡博多トレーニングセンターからのBLSヘルスケアプロバイダーコース出張講座が
行われました。
このコースは、おもに3つのことを学びます。
①成人(大人)の心肺停止に対する心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の使用方法や、呼吸停止に対するバックマスク(呼吸を補助するマスク)を使用した人工呼吸(補助呼吸)
②小児・乳児の心肺停止に対する心肺蘇生法と、呼吸停止に対するバックマスクを使用した人工呼吸(補助呼吸)
③成人(大人)・小児・乳児の窒息への対応方法
これらの実技トレーニングと筆記試験を受けて合格すると、BLSプロバイダーカード(認定証)とバッジを授与され、資格を取得できます。
このトレーニングに、4年生76名が参加し、全員が資格を取得することができました!!
実は、このトレーニングの出張講座の申し込みから、日程調整、インストラクターの方々への連絡も、全て4年生自身が行ったんです!!
当日は自主的に学ぶ姿勢で、とても緊張感を持って取り組んでいましたよ。
資格を取れた時は、「疲れた~」と言いながらも、達成感で笑顔がこぼれたり…!!
さらに、西南女学院大学の卒業生で、現在CNS(専門看護師Certified Nurse Specialist)**として、大学の講師として、活躍していらっしゃる立野淳子先生(山口大学大学院医学系研究科)が、インストラクターとして教えてくださいました。
インストラクターの方々にも「みなさん、事前によく勉強されていましたよ。習得も早かったですね。」とおっしゃっていただきましたよ♪
大学内だけでは得られないことも、自主的に学ぶチャンスを作って得られるんです!!
ここで得られた技術を、看護の場でも活かしていってほしいと思います!
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さぁ、この記事で今年の看護学科Blogも書き納めです。
皆さんの残り少ない2013年を素敵なものにできますように。
新しい年である2014年が良い一年になるように、Blog担当者一同願っています☆
それでは、みなさんよいお年を~!!!!
《豆知識♪》
* アメリカ心臓協会(American Heart Association)・・・心血管障害、脳卒中の研究および、心肺蘇生教育に関して、世界的に情報を発信しています。
** CNS(専門看護師Certified Nurse Specialist)・・・日本看護協会により認定された資格です。専門分野において卓越した看護実践能力を持ち,水準の高い看護ケアの提供,保健医療福祉の発展と看護学の向上を行う看護師のことです。日本には、現在1,044人のCNSがいます。