保健福祉学部開設30周年キックオフ企画:上野千鶴子先生の特別講演会を開催!!

11月23日(祝・水)
東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長である
上野千鶴子先生の講演「次の100年に向けて社会のリーダーを育てる女子大学教育の意義」を開催しました。

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今回は、上野先生がお怪我で福岡へお越しいただくことができなかったため、会場と東京の上野先生とをオンラインでつなぎ、リアルタイム中継となりました。

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会場には、西南女学院大学保健福祉学部(看護学科・福祉学科・栄養学科)の学生や教職員、また外部からの参加者も来てくださり、オンラインでも多くの方にご参加いただきました。
上野先生はまず西南女学院が100周年を迎えたことについて、100年前の日本の女性の立場や女子教育への社会的認識に触れ、「100年前に西南女学院、つまりキリスト教系の女子学校で学んだ人達は決して大人しいお嬢様ばかりでなく、新しい物好きの好奇心に富み、跳ねっ返りの活発な女の子だったのでは?」と上野節を交えたお祝いの言葉をいただきました。

講演では、女性の社会進出やそれに伴う課題、これからの社会を生きていくための知恵や考え方など、女子大学教育の意義に関して、社会学のデータを示しながらお話しいただきました。
さらに、講演では上野節が炸裂。未来をよくするために「わきまえない女」「めんどうくさい女」になれ、と自分で考え行動し、責任を持つ自律した女性像を示してくださいました。
上野先生の知的でユーモア溢れる、聞いている人を飽きさせない展開に参加者はひきつけられていました。

講演後には、複数の学科の学生からの様々な質問があり、活発な質疑応答の時間となりました。
質問の中には、「女子大学の学生だからこその悩み」や「今後のキャリアアップに関するアドバイスを求める学生」がいました。
上野先生は学生の質問ひとつひとつに対してご丁寧に対応していただき、良い刺激を得ることができました。

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学生からは、
「これから自分の夢に向かって頑張る力をもらいました。」
「自分の意見を持つ強い女性になりたいです。」
「人に流されず自分という存在を持ち、自分らしく生きていきたいと感じました。」
「間違っていることに対して違うときちんと言える大人の女性になりたい。」
といった感想があり、今後の希望や夢に向かって前に進む力をいただきました。

ここ近年、世界では戦争やコロナウイルス感染症の流行など予測していなかったことが起きています。
そのような世界に立ち向かうには、何が必要なのか。
様々な価値観に触れ、学び続けることの重要性を改めて考える事ができました。

学生と教職員が共に学び、成長し続けていけるように努めていきたいと思います。

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上野先生、貴重なご講演をしていただき大変感謝申し上げます。
いつか、直接お会いできることを楽しみにしております。

 

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