卒業式2018

2018年3月20日に、西南女学院大学・短期大学部 卒業証書・学位記授与式が    執り行われました。
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学生は、それぞれの大学生活を振り返りながら、讃美歌や校歌を合唱しました。
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学長の式辞や、院長と理事長のお祝いの言葉を受け、自分の選んだ道へ進んで   いきます。
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全体式終了後、看護学科だけの授与式をマロリーホールで行いました。
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最後に、卒業生から今まで支えてくださった方々への感謝の言葉がありました。
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これから、卒業生は旅立ちます。
卒業生の活躍を心からお祈りしています。

卒業生のみなさん、時々、元気な顔をみせてくださいね♪

 

 

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看護学科研究File.3

私たちは「認知症高齢者の排便ケア」をテーマに取り組んでいます。
人は本来、おいしく食べてスッキリ出すことを365日毎日行っており、生きる上でとても大切なことです。
しかし、高齢者は、心身の機能低下により、食べて排泄するというサイクルが崩れ、便秘に傾く傾向にあります。
皆さんは便秘の定義ってご存知ですか?
その人の排便のサイクルによって違いますが、一般的には排便が3日に1回程度しか出ない、便が硬い、便の量が少ないということを総合して「便秘」と言います。

*私たちは、施設で生活している認知症のある高齢者の排便状況について調査しました。
☞便をしたいという感覚が「あいまい」「わからない」人が多く、自分でトイレに行けない人、どんな便が出たのか、今日便が出たのか、昨日出たのかを認知症のために覚えていられない人がいました。

認知症高齢者の排便状況は把握しにくく、排便のコントロールが難しいことから、「便を出す」ためのケアが大事ということがわかりました。

*次に、施設のスタッフはどのような排便ケアを行っているのかを調査しました。
☞水分・食事の援助は、ケアの実施率が高く、約9割が実践していました。
しかし、
(ちょう)蠕動(ぜんどう)を促す援助や便意を促す援助は、重要とわかってはいるがケア実施率が低かったのです。
「これは、なぜだろう?」そう思って施設のスタッフに聞いてみました。すると、「自分のやっている方法でいいのか?」「ケアに自信がない」ということでした。

*そこで、スタッフと一緒に排便ケア方法について勉強し、排便ケアについてカンファレンスを行うことにしました。1~4週間の間隔で施設に出向き、スタッフの相談にのりながらケアプランを立案、ケア実施、ケア評価、プラン修正をし、認知症高齢者の排便ケアを行っていきました。
☞すると、施設で生活している認知症高齢者の排便の状況に変化がありました。腹圧をうまくかけて排便することができなかったのですが、スタッフが「笑うと腹圧がかかる」ことにヒントを得て【トイレで高齢者を笑わせる⇒腹圧がかかる⇒便が出る】のサイクルを日々繰り返し、トイレで排便をすることができるようになりました。
また、もう一つうれしい成果です。

この介入を2年つづけ、終了後に「排便ケアを実践していますか?」と質問したところ「全くしていない」の項目がなくなっていました。

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図1 排便ケアの実践状況


認知症高齢者の排便コントロールは施設のスタッフにとって難しいことは確かです。しかし、便が出ない不快感は、認知症高齢者にとっては心身ともに落ち着かない状況につながります。
そのため、私たちは、これからも施設のスタッフと一緒に排便ケアについて勉強会を行い、認知症高齢者の「快便」を目指し、穏やかな生活に向けた援助を行っていきたいと思っています。
みなさんは、「便秘」で悩んでいませんか? 便秘は予防することが大事です。
世間では、「腸活」が注目されています。腸内環境を整え便秘を防ぎ、快便を維持することで健康やダイエット・美肌、さらには免疫力アップの効果があるとされています。
皆さんも是非、「腸活」を行い、「快便」を目指してみませんか?

この研究は、平成23年度科研費基盤研究(C)課題番号23593490の助成を受けて実施したものです。研究成果は、認知症ケア事例ジャーナル(vol9.no4)、老年看護学会学術集会、認知症ケア学会学術集会、ADI国際アルツハイマー病協会国際会議において発表しました。
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岩本テルヨ先生の最終講義

看護学科の学科長で、基礎看護学領域の教授である岩本テルヨ先生が3月で退職なさいます。
2月21日、「これまでを振り返り、看護について考える」というテーマで、岩本先生から最終講義をしていただきました。

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講義当日は、2月18日に看護師国家試験を終えた4年生達が岩本先生の講義を聴講したいと、一堂に集まりました。

岩本先生の講義は、小学校入学式の話から始まり、

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大学病院での実習のこと、

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そして大学院のお話になりました。

大学院では”ケアリング”をテーマに、Watson,M.J.の著書を翻訳し日本の看護とケアリングについて研究されたそうです。
現在、看護系大学院は国内に200程度ありますが、当時は、4つしかなかったそうです。
そして、岩本先生は3人のお子さんを置いて単身上京して、大学院で学ばれたそうです。

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大学院卒業後は臨床看護師を経て大学教員となられ、現在まで教育と研究を続けてこられました。
岩本先生が取り組んでおられる研究の一つとして、訪問看護師に関する研究についてお話しがありました。
現在、自宅や、老人ホームなど、医師が常駐しない場で看護が行われることが増えています。その中で、“看護の独自性は何か” “看護師は専門職なのか?” ということを追及されました。
このお話は、4月から看護師として社会に出る4年生には背筋がのびる、厳しい問いかけでもありました。

講義のあと、4年生から岩本先生に感謝の気持ちを込めて花束をお渡ししました。
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いつも暖かい笑顔で私たちにやさしく指導してくださった岩本先生。
本当にお世話になりました。
これからも西南女学院の学生たちを見守ってくださいね。
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