「救急クリティカルケア看護学演習」は、4年生後期開講科目です。
今年度も、北九州市立医療センターの集中ケア認定看護師・呼吸療法認定士の増居洋介先生に来ていただき、2回にわたり演習を行いました。
1回目の11月1日は、人工呼吸器を装着している患者の全身管理の方法についての講義と人工呼吸器管理中で気管内挿管中の患者の口腔内を清潔に保つための技術を学ぶ演習を行いました。
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口腔内に挿管チューブ(模擬)を入れ、チューブが抜去しないようにするために留めているテープの固定方法を学びました。
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気管内挿管している患者の吸引方法について学びました。
2回目の11月8日は、北九州市立医療センターの集中ケア認定看護師・呼吸療法認定士の増居洋介先生と戸畑共立病院の集中ケア認定看護師の大西翠先生に来ていただき、人工呼吸器の構造と特徴、人工呼吸器装着体験の演習、そして気管内挿管の介助とスクイージングの体験を行いました。
人工呼吸器の構造と特徴の講義を受けた後に、バストバンドを装着して拘束性肺疾患患者の疑似体験を行い、人工呼吸器装着体験を行いました。
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人工呼吸器装着体験
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気管挿管の介助演習
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スクイージングで痰を出す演習
2日間の演習をとおしての学生の感想を紹介します。
気管挿管の介助演習では、準備から手順を把握して援助する必要性を学び、解剖学的な知識の必要性を再認識しました。
実際の人工呼吸器装着体験では、患者の立場に立って考えていくことの必要性や患者の表情や観察が必要で的確にアセスメントを行い、人工呼吸器の設定をすることの必要性を学ぶことができました。
「しゃべることができない悔しさがわかった」と挿管している患者の気持ちを体験し、患者の気持ちを考えながら看護を行う必要性について学びました。
今回の演習内容が国家試験に出題されたら、間違いなく、得点に繋がると思います!!とても学び深い演習でした!!