西南女学院大学看護学科は、全4年生の国家試験全員合格!を
目標に掲げ、模試をはじめとする対策年間スケジュールを作成しています。
教員の看護師国家試験対策委員と学生の国家試験対策委員が中心となって、
教員と4年生全員で主体的な学習が行えるように計画的に取り組んでいます。
しかし学習の進捗は個々によって違いますので、
そこはゼミ担当教員が個別支援を行い、多方面からのサポートを心掛けています。
そんな取り組みの中でも、看護師国家試験模試は本番の雰囲気を
体感できるだけでなく、今の自分の現状を把握し、
合格に向けての自身の課題を明確にできる大切な対策となりますので、
定期的に実施しています。
第3回目の学内模試は、終息の兆しがなかなか見えない
新型コロナウイルス感染症の影響に加え、
同時期に総合実習や就職活動、保健師課程・教職課程の
専門領域の実習が展開されていたこともあり、
8月下旬~9月上旬に3回にわけて実施しました。
学生が前向きに取り組めるよう、環境や学生の状況が刻々と変化するなか、
教員は柔軟に対応することを心がけています。
さて、結果はどうだったでしょうか?
きっと達成感を感じた学生、
次回の模試での巻き返しを狙う学生と様々だったことでしょう!
大切なことは、結果を振り返り、
限られた看護師国家試験までの時間をどのように活用していくのか、
戦略的に行動することであり、
本格的なラストスパートの始まりがこの10月からです。
今年度の4年生の学生は、新型コロナウイルス感染症流行の煽りを受け、
看護学生としての集大成である3年次後期以降の各論実習が、
学内実習もしくは現地実習とのハイブリット実習となってしまい、
臨地での経験を得ることが難しい状況でした。
国家試験の学習を進める中でも、この実習環境が影響を与え、
臨床場面が想起しづらいなどの壁にぶつかることもあります。
しかし、そこは西女学生の持ち味であるチームワークの良さを活かし、
模試の始まる前や休憩中は互いに問題を出し合い、
模試に向き合う姿が見受けられています。
コロナ禍で登校できない時期もありましたが、
登校時の彼女たちは、はじけんばかりの満点の笑顔です。
これから寒くなるにつれ国家試験に向けた学習が佳境となりますが、
合格をつかみ取るまで諦めず粘り強くがんばっていきましょう!
コロナになんか負けない!がんばれ西女生!目指せ!全員合格♡♡♡
月別アーカイブ: 2022年9月
出会い! 交流! 体験! ボランティア活動
西南女学院大学では、大学での様々な学びを活用して地域活動する取り組みを行っています。今回はその一つである学生のボランティア活動についてお伝えします。
八幡西区にあるNPO法人 にこり 産前産後ケアステーションには、普段、赤ちゃんのお世話で大忙しのママに、ホッとひと休みしていただく場があります。夏休みの6日間、看護学科学生有志の延べ10名が、ママに変わって赤ちゃんを見守るボランティアをさせていただきました。
参加したのは秋からの実習を控えた3年生。
新型コロナウイルス感染症第7波の中にあったことから、事前の行動自粛と健康記録を行い、感染対策を十分に行って参加させていただきました。また、これまで赤ちゃんに触れる機会がなかった学生もいたことから、実習室で赤ちゃんのお世話を練習し、大学で学んだ小児の発育・発達について復習してから伺いました。
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普段、ゆっくりご飯を食べることもできないママたちに、この日だけはゆったりした時間を過ごしていただきたい、という思いで参加した学生でしたが、初めは人見知りをして泣く赤ちゃんも。
ママたちにお話を聞かせていただいたり、おもちゃで一緒に遊んだり、赤ちゃんも少しずつ慣れてくれたようでした。助産師さんが行う沐浴や、栄養士さんが行う質問タイムにも同席させていただきました。
学生は、赤ちゃんから、お母さんから、スタッフのみなさんから、たくさんのことを学びました。
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NPO法人 にこり は、医療の必要な子どもたちと家族の在宅生活を支えるために色々な活動をされています。
9月10日(土)、 「第1回 にこりのお祭り」が黒崎商店街で開催されました。
「にこりのお祭り」にも、3年生と4年生の6名が参加し、遊びのブースで子どもたちを相手に奮闘しました。
遊びのブースでは、初めて会った子供たちがすぐに仲良くなり、競争しながら楽しんでくれました。楽しくなって、ママに「行くよ!」と言われても遊び続ける子や、2歳くらいの妹を先に遊ばせてあげる5歳くらいの優しいお兄ちゃん、などなど学生は子どもたちの様々な世界を経験しました。
その様な中、参加したそうだけど恥ずかしがって後ずさりしたり、ママの後ろに隠れたりする子とも、子どもの気持ちになって接することで、心を開いてくれる体験もできました。




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学生は、「医療の必要な子供たちもたくさん来てくれて、一生懸命輪投げをしたり、成功したらすごくうれしそうに笑ってくれた姿をみて、幸せな気持ちになりました。」
「自分達ができることをやり遂げることができ、とても貴重な経験になりました。」
「真剣に、かつ楽しく取り組めました」と、感想。
多くの子ども達、お母様方、そして黒崎の地域の方々、ありがとうござしました。


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西南女学院大学での学びは、看護師になるためだけの学びではなく、医療・保健・福祉をはじめ地域で生活をする全ての方々が笑顔になれる学びであり、またその笑顔が学生の学びの源となっています。
ボランティアでいただいたたくさんの笑顔を糧に、3年生は実習に向かって4年生は国家試験に向かって、自身の夢を実現するために頑張っていくことでしょう。
地域の皆様、ありがとうございました!
2022年の夏 看護学科オープンキャンパス
2022年8月20日(土)と21日(日)に、感染症予防対策を講じ、対面型の西南女学院大学オープンキャンパスを開催しました。
オープンキャンパス当日まで、在学生はどうしたら高校生に西南女学院大学と看護の魅力を伝えられるかを考え、工夫してきました。
来場してくださった高校生にたくさん看護に触れてもらおうと話し合いを重ね、体験コーナーを準備してきました。
当日の様子をお伝えします。
体験コーナーでは、「手洗いをやってみよう」「呼吸音を聞いてみよう」「血圧を測ってみよう」「赤ちゃんのお世話をしてみよう」などのコーナーがあり、高校生は自由に散策しながら、在学生と看護を体験していきます。
「看護師にとって手洗いってとても大事なんですよ」と在学生。
聴診器を用いてモデル人形の呼吸を聞いたり、血圧測定でコロトコフ音を実際に聞いたりした高校生は、「音が聞こえる!」と感動していたり、
新生児モデル人形を抱っこしたり、おむつ交換の体験をした高校生は、
「赤ちゃんのお世話も看護なんだ」と新たな発見をした様子でした。
学生生活の紹介では、自身の生活を高校生に紹介してくれました。
講義や演習、実習を通して看護を修得していくこと。
自分ひとりの力では挫折しそうになることも、教員に聞いたり、友人と切磋琢磨して乗り越えていること。
学業以外にも、ボランティア活動やアルバイトなども行い、社会活動していること。
1人暮らしの生活の様子なども紹介してくれました。
卒業生も参加してくれました。
本学は、看護師、保健師、養護教諭を目指すことができ、卒業生が多くの場で活躍しています。
20日は、看護師として病院で働く卒業生と訪問看護師として訪問看護ステーションで働く卒業生、また、21日には専門看護師(CNS)として病院で働く卒業生が、看護の素晴らしさ、そして、西南女学院の思い出等を紹介してくれました。
模擬授業では、20日は「看護を体験~高齢者支援~」と題し、認知症の理解を高校生と学びました。
21日は、歴史と共に変化した「白衣の歴史」について学びました。
本学のユニフォームでもお世話になっている”NAGAILEBEN(株)”にご協力頂き、貴重な「歴史白衣」をお借りしました。
その歴史白衣のモデルとなったのは、在学生です。
たくさんの高校生とその保護者の方にご参加いただき、ありがとうございました。
参加してくださった皆さん、看護の魅力はお伝えできたでしょうか?
今回、参加できなかった方は、ブログやInstagramでお伝えします。
今後も、看護学科のブログやInstagramをチェックしてくださいね。