新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの流行、それに加えて10年に1度の寒波到来と、厳しい真冬の最中ではありますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
高校生の皆様の中には、冬の大学生活のイメージがつきにくいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
12月、クリスマスや年越しの楽しい時期に大学生は授業でのプレゼン準備、レポートなど大量の課題と格闘していました。
そして、短い冬休みを終えた今の本学看護学科の学生生活や授業・実習の様子を一部ですが紹介します。
1年生にとって1~3月は、大学生活にも慣れてきたとはいえ、授業や演習、定期試験、そして基礎看護学実習が行われる忙しい時期です。
学生は2月に行う実習に向けて、授業の合間や放課後等、空いた時間を見つけては、自主的に看護技術の練習に励んでいます。
1年生は、人が生きていくための最も基本的な援助を学びます。食事や清潔、排泄など、患者様が不自由を感じることなく療養していただけるように基本技術を身につけます。看護学科を選択した人は皆、看護学を学ぶために来ました。
同じ目標を持つ仲間で励まし合えるから、乗り越えられます。
2年生になると、より専門的な内容の授業が増えてきます。授業や演習での学びから「なぜこうなるのかな?」と疑問を持ち、自分の考えを深めていくことが大切になってきます。
現在は、後期の授業の最終週。2月に行なわれる地獄の定期試験に向けて講義ノートを振り返っています。大学の定期試験は専門書1冊が試験範囲です。高校の時のような一夜漬けはできません。いかに効率よく勉強して単位をとるか…。ここにも仲間の力は欠かせません。
3年生は、各臨床看護学実習の真っ只中です。
誰一人として同じ人間はいないため、病気や治療が患者様にどのような影響を与えるのか、患者様が少しでも安楽にその人らしく希望を持って生きていけるためには、何をしたらいいか考えるのはとても難しいことです。
考えた看護を実践するためには、これまでの学びを結集していく必要があります。
日々の患者様との関わりや実習指導者や教員からの助言や指導、グループでの話し合いを重ね、学んだ知識・技術を活かすことができるようになり、看護の楽しさややりがいに気づくことができます。
現在、実習を頑張っている学生の声を一部紹介します。
「いっぱい悩んだけど、最終的に患者さんの笑顔が見れて、本当に嬉しかった。」
「看護って何だろうって思っていたけど、患者さんと関わることで、これが看護なんだということが分かった。」
「患者さんから、あなたならきっと優しい看護師さんになれるよと言ってもらえて、大変な時もあったけど、頑張ってきてよかった。本当に今後の励みになった。」
このように学生は悩みながらも、患者様のために何ができるのか考え、日々成長していっている段階です。
また、患者様との出会いも含め、様々な人との出会いが学生を成長させているような気がします。
学生一人一人がどのような医療者になりたいのか将来像を描き、これからも看護観を育てていってほしいと思います。
4年生は、2月に行なわれる国家試験に向けて追い込みの時期です。
図書館では、国家試験を間近に控えた4年生が勉強を頑張っています。
本番が目の前になり、気持ちが焦ってしまい、なかなか勉強が進まない日もあるかもしれません。
4年生の皆がこれまでの成果を最大限発揮できるように、教員一同最後までサポートしていきます。
どうか、体調には十分気を付けて最後まで駆け抜けてくださいね。
今年は兎年です。学生の皆が飛躍できる年になるように願っています。
看護学科を今年もどうぞよろしくお願いいたします。