2021年9月4日土曜日にオンライン型のオープンキャンパスが開催されました。
コロナウイルス感染症の流行によって、オンラインの生活も私たちの生活に溶け込んできました。
直接高校生にお会いできずとても寂しいのですが、このような形で多くの方に西南女学院大学を知ってもらえると嬉しいです。
今回は、保健福祉学部の紹介からスタートしました。
本学には、大学に保健福祉学部と人文学部。そして短期大学部があります。
保健福祉学部には、看護学科、福祉学科、栄養学科があり、さらに助産別科が併設されています。
看護学科だけでなく、福祉学科や栄養学科という専門職を目指す学生と共に学ぶことができる強みが保健福祉学部にはあります。
3学科共通の科目やボランティア活動、部活動を通し学生は交流し、互いの専門性について学んでいきます。
この学びは、就職後に様々な専門職と連携しケアを提供する「チーム医療」に活かされます。
次に、看護学科のプログラムです。
第1部は、教員からカリキュラムや学校生活を紹介しました。
さらに8月に開催された来場型オープンキャンパスの内容を紹介しました。
8月は、緊急事態宣言下のため大学に足を運べない方もいらっしゃったと思います。
そこで、8月のオープンキャンパスの模擬授業「白衣の歴史」の一部をメイキング動画で紹介し、模擬授業に参加した在学生の様子なども見ていただきました。
第2部は、卒業生による座談会です。
参加してくれたのは、鳥取県で保健師として働く卒業生と東京都で看護師として働く卒業生です。
現在携わっている仕事の紹介や学生時代の話をしてくれました。
学生時代、課題や演習・実習がきつかったこと。
友人と授業の空き時間に課題に取り組んだり、おしゃべりをしたり、ランチを楽しんだこと。
「何より、同じ目標を持つ友人とこの大学で出会い、技術練習や課題、国家試験をともに努力しながら友情を深めることができた」と語ってくれました。
卒業後数年が経ちますが、大学時代の友人とは今も連絡を取り合い交流を深めているそうです。
大学には、さまざまな出会いがあります。
皆さんともお会いできることを楽しみにしています。
2022年度総合型選抜(Ⅰ期)のWeb出願も始まりました。
大学HPもご参照ください。http://www.seinan-jo.ac.jp/juken/admission/univ_info/
看護学科の4年生が、クリティカルケア看護学で人工呼吸器装着中の看護を学びました。
2021年8月4日(水)、8月5日(木)と、北九州市立医療センター認定看護師(クリティカルケア)の増居洋介先生と戸畑共立病院認定看護師(集中ケア)大西翠先生にお越しいただいて、人工呼吸器装着中の看護(全身管理)の講義をうけました。
呼吸を助けるための挿管チューブの、テープ固定を実践しました。
次に、挿管チューブを固定するカフ圧調整の実践です。
2021年8月5日(木)は、気管挿管時の看護を実践し、人工呼吸器の装着体験をしました!
気管挿管の介助を実践しました。
医師役‐看護師役に分かれ、挿管を体験し、医師目線で挿管物品を渡される側の体験もしました。
人工呼吸器の装着体験です。
胸にバストバンドを装着して、呼吸が苦しい患者体験です。
呼吸のタイミングが合わない辛さが経験できました。
最後に、痰を出しやすくする体位ドレナージの体験です。
2日間の講義を終えて
- 挿管チューブの固定やカフ圧調整などの実践から、手技一つひとつには目的があり、目的を把握し実践することは、患者さんの安全や安楽につながるのだと、学ぶことができました。
- 吸引は必要な看護ですが、患者さんにとってとても苦痛を伴う看護であることを考えて看護していきたいです。
- 医師の気持ちも患者さんの気持ちも体験できました。看護技術を磨き、信頼を得られる看護師になりたいと思いました。
- 人工呼吸器を観察することは大切ですが、患者さん自身を観察しなければならない重要さに気づきました。
- 人工呼吸器を装着する患者体験を通して、呼吸のリズムが合わないと苦痛であるということが体感でき、患者さんの苦痛をキャッチして、看護する大切さがわかりました。
- 一つひとつ何をするかを患者さんに伝えることは、安心感につながるということを実感できました。
- 今日の学びを就職してから活かしていきたいです。
増居先生、大西先生、2日間ご講義ありがとうございました。
オープンキャンパス『卒業生とzoomで交流』
8月22日のオープンキャンパスは、大学と卒業生をzoomでつなぎ『在校生との交流座談会』行いました。
本学では、看護師だけでなく保健師、養護教員、助産別科に進学して助産師の選択肢があります。
今回、参加してくれた卒業生は、保健師、養護教諭、助産師、そして看護教員で、遠くは東京からの参加でした。それぞれの道に進んだ卒業生たちが、学生時代の思い出、現在の仕事内容、新型コロナ感染症の影響について話してくれました。
プレゼンテーターとして参加した1年生は、緊張しながらも、高校生のみなさんが気になりそうなことと、自分たちも知りたかったリフレッシュ方法や大学生活で大切なことを質問していました。
卒業生がそれぞれ進んだ現場で、様々な工夫をしながら活躍していることを知ることができ、在校生にとっても希望となったようです。
今回、来場の高校生の皆さんにとっても、大学のイメージ、将来のイメージを広げるお手伝いになっていれば幸いです。
緊急事態宣言下であり感染対策の面では、ご参加の皆様にもご協力いただき開催することができました。本当にありがとうございました。
次回9月4日(土)にオンライン型オープンキャンパスを開催します。今回参加を見合わせた方も、是非この機会に、知りたいこと、気になることを解消してみませんか?詳しくは下記のホームページで、ご確認ください。
https://sites.google.com/seinan-jo.ac.jp/seijo-taiken/opencampus
オープンキャンパス『白衣の歴史』
8月21日、22日と西南女学院大学でオープンキャンパスを開催しました。
緊急事態宣言下のため感染対策を徹底し、参加いただいた皆様にもご協力いただき開催することができました。
8月21日は、『白衣の歴史』として模擬授業を行いました。
歴史とともに、機能性を追求し移り変わってきた看護師の白衣。
みなさんは、看護師の服装といえば、どのようなイメージが浮かびますか?
本学のユニフォームも写真のように、開学時にはワンピース(写真:右)にナースキャップがありましたが、現在はパンツ式(写真:左)に変化をとげています。
今回は、本学のユニフォームでもお世話になっている”NAGAILEBEN”にご協力いただき、貴重な「歴史白衣」をお借りしました。
着用するのは、在校生です。
初めて目にする「歴史白衣」に歓声がやみません。
ナースキャップも初めてつけました。
「わあ!ナースキャップって落ちないの?」
「当時は、これを着て看護してたの?すごい!!」と在学生。
着ると、自然に背筋が伸びます。
白衣には不思議な力があります。
着た瞬間から「看護師」としての意識が生まれます。
学生は、まだまだ看護を学びはじめたばかりですが、歴史白衣に袖を通し「看護師」としての自覚が生まれたようです。
そして、模擬授業スタート!
今回は、中世ヨーロッパからの看護師の白衣の歴史をたどりました。
明治時代の和装に近いスタイルから、現在のドラマで見る色鮮やかなスタイルまで、その歴史と変化、背景を学んでいきました。
時代とともに変化する白衣を、参加者は看護の奥深さとともに興味深く見てくださいました。
最後に、勢揃い。歴史の流れが分かりますか?
次回は、9月4日にオンライン型オープンキャンパスを予定しています。
皆様の参加をお待ちしています♪
来場型オープンキャンパスが開催されました!
7月17日、18日で西南女学院大学のオープンキャンパスが開催されました。
今回は、この2日間のオープンキャンパスの様子をご紹介します。
7月17日は『在校生との交流座談会』が行われました。
各学年の在学生が、大学入試に向けての勉強方法や高校と大学の違い、サークルのこと等、大学生活に関する様々なことを紹介してくれました。
登壇した在学生は、事前に高校生に伝えたいことをたくさん準備しオープンキャンパスに臨みました。
学生は少し緊張している様子もありましたが、少しずつ緊張も解けて和やかな雰囲気での交流座談会となりました。
参加者のみなさん、先輩のメッセージは伝わりましたか?
7月18日は、『なぜ濃厚接触の看護師が新型コロナウイルスに感染しないの?』というテーマで模擬授業が行われ、衛生学的手洗いとガウンテクニックを学びました。
まさに今の時期だからこその内容です。
高校生の皆さんにも一緒に手洗い体験をしていただきました。
次に個人防護具の着用と脱衣の方法(ガウンテクニック)を在学生(2年生)が実演してくれました。
感染予防は正しい知識と正確な技術で行うことが、患者様はもちろんのこと自分自身を守ることにも繋がります。
この2日間、多くの方に参加していただき、本当にありがとうございました。
今回、来場してくれた高校生の皆さんが『看護』に興味をもっていただければ嬉しいです。
この西南女学院大学で一緒に学ぶ仲間が増えることを願っております。
次回のオープンキャンパスは、8月21日(土)、8月22日(日)に催します。
高校生の皆さんはもちろん、ご家族の方も大歓迎です。
また、お会いできる日を心待ちにしております。
無料送迎バスがございますので、どうぞご利用ください。
※画像はクリックすると拡大します。
小児看護学演習『バイタルサイン測定・身体計測』
小児看護学演習では、3年生がバイタルサインの測定、身体計測の技術演習に
臨みました。
バイタルサインの測定では、血圧測定、体温の測定、心拍・脈拍測定、呼吸数の測定
と呼吸の観察を行ないます。
子どものバイタルサインはただ測ればいいだけではありません。
子どもが怖がらないようにあやしたり、少しでも安心できるように声かけすること
も大切です。
はじめ、学生は真剣になるあまり怖い顔で測定していましたが、練習を重ねる中で、
笑顔で声掛けをしながら取り組むことができていました。
次に乳児のモデル人形を使用し、抱っこをした状態で体温を測る練習を行います。
学生は、「思っていたより重たい!」「どうやって抱っこしたらいいんだろう?」
「体温計挟めてるかな?」「体温計を固定するって難しい」と試行錯誤しながらも
測定する練習をしていました。
身体計測では、子どもの身長・体重・頭囲・胸囲を測ります。
学生同士で手技を確認し合いながら練習をしました。
今回は、4年生の先輩がティーチングアシスタントとして参加してくれました。
3年生からの質問に丁寧に答える優しい4年生の姿がありました。
3年生は演習の授業で看護実践の知識と技術を習得し、この学びを後期の看護学実習に
繋げていきます。
看護学実習では、患者様に寄り添った看護を実践できるようにこれからも学び続けて
いきます。
初めての実習着(ナース服)1年生
緊急事態宣言が明け、キャンパス内に一斉にとはいきませんが、学生達の姿が戻ってきました。
そんな中、看護学科の1年生は、初めて実習着を着て演習に臨みました。
「いつ名札付けたらいいんですか?もちろん、持っています。」
「何処につけたらいいんですか?」
「髪型が大丈夫かな」
そんな声が、授業前の講義室から聞こえてきました。
初めて実習着に袖を通した1年生たちは・・・
「初めて着ました。」「かわいいです。」
「靴が履きにくくて、初めて履くので」
みんな笑顔で、感想を教えてくれました。
当学の実習着は、ブルーとグレーの2色があります。
1年生は、どのように実習着の色を選んだのでしょうか?
「ブルーとグレーの2着を買って、私はグレーの方が可愛いと思ったので、グレーを今日着ました」
「私も2着購入していますが、ブルーの方が気が引き締まると思ったので、今日はブルーを着ました」
お気に入りの1着で、今日に臨んでいるようです。
身だしなみチェックをし、ベッドサイドへ行く準備を整えます。
何度も鏡をみて念入りに、身だしなみを整えていました。
今日は、コミュニケーション演習でした。
患者役の教員とお話することに、みんなとても緊張していました。
演習を終え、「もう、看護師になれた気がします」と頼もしい感想もありました。
自信を持ってベッドサイドに立てるよう、1つ1つの演習を大切にしていきましょう。
学びを深める『手術後の看護』
看護実践のため知識と技術を深めている3年生。
成人看護学演習では、『術直後(手術が終了したばかり)の患者に対する看護実践』を習得するために技術演習を行いました。
今年は、非常事態宣言下であり感染防止対策として、マスクとファイスシールドを着用して演習に臨みました。
講義で学んだ『術後の看護』の知識をベースに技術を身に付けます。
実際に医療器具などに触れることで、手術に対してのイメージが湧き学びが深まります。
今回、4年生(髙橋ゼミ・財津ゼミの学生)も演習に参加し、3年生に手ほどきしました。
4年生は後輩に説明することで、人に伝える力が育まれます。
3年生は、「先輩だから質問しやすい」「4年生ってすごい」と・・・来年の自分の姿が少し想像できたようです。
実際に履くことで分かる深部静脈血栓予防のための弾性ストッキングの辛さ
触ることで分かったドレーンの構造
術後という特殊な状況で、観察すること、分析(アセスメント)すること、ケアすることの難しさ、重要性を改めて学びました。この学びを更に深め、後期からの実習につなげていきます。
緊急事態宣言下でも学びを止めません!Part2.
西南女学院は、キリスト教を教育の基盤としています。
その教育の一環として、「チャペルアワー」があります。
「チャペルアワー」は、キリスト教にふれ、学校や社会で真理を実践するための方法を学びます。
また建学の精神である「感恩奉仕」を学び、感謝する心と隣人への愛を育みます。
新型コロナウイルス感染症流行前は、チャペルアワーはマロリーホールで行われていました。
このマロリーホールは、有名な西洋建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で、映画の撮影場所にもなったことがあります。
現在、福岡県には緊急事態宣言が発出されているため本校のチャペルアワーは、オンラインで行われています。
PCの前で讃美歌を歌い、聖書を読み、
奨励をいただきます。
今週は、日本バプテスト連盟豊前キリスト教会の牧師である本山大輔先生から「安心できる場所はありますか?」という題で奨励をいただきました。
外出を自粛し、人と接する機会は減っていますが、繋がりを大切に人として成長できるよう学んでいきます。
今日の写真にでてきたキャラクターは「要(かなめ)ちゃん」といいます。
西南女学院大学のキャラクターです。
看護学科のインスタグラムもやっているので、こちらも見てください↓↓↓
https://www.instagram.com/seijo_kango/
緊急事態宣言下でも学びは止めません!
3年生後期から4年生前期にかけて、看護学実習があります。
この実習は、1グループ5~6名で編成され、成人(慢性期・急性期)・老年・小児・母性・精神・在宅の看護学領域をローテーションで実習します。
現在、福岡県は緊急事態宣言が発出されていますが、感染対策を十分に行いリモート実習、臨地実習と学内実習のハイブリッドで、4年生は看護を学んでいます。
学内実習の様子をご紹介します♪
学内では、実習室の一部をナースステーションとして実習をしています。
ナースステーションの電子カルテで情報収集をしたり、
患者役や患者家族役、指導看護師役の教員と病院さながらのやりとりをします。
情報収集をしたら根拠を基に、患者さんへの援助を考えます。
そして、援助を提供し、患者さんの心身の反応から援助の妥当性を検討します。
「やっぱり看護は難しい」「もっといい方法があるはず」と、何度も何度も見直し、患者にとって最良の看護を考えます。
コロナウイルス感染症流行の中、思い描いていた看護学実習ではありませんが、
次に出会う患者さんへ看護を提供できるように日々努力を続けます!