8月26日(土)に西南女学院大学保健福祉学部・九州歯科大学連携公開講座の2回目
「もしも」のために備えてますか?~災害時の食のお話~
を実施しました★
講座の開始前には、いつもの骨密度測定、血管年齢測定、看護学科さんによる血圧測定です。
今回はさらに!緊急持ち出し袋と、災害時に役立つ備蓄食品の展示も行いました!
災害時の食、と言えば、「乾パン」です。確かに乾パンは長期保存可能ですが、乾パンだけでは糖質に偏ってしまいます。災害時でも「主食、主菜、副菜を揃えて、栄養バランスを!」が今回のテーマですので、備蓄食品も、シーチキンや焼き鳥缶、魚肉ソーセージなどの主菜に、野菜ジュース缶やきんぴらごぼう、タケノコ煮物など、野菜中心のレトルトや缶詰で副菜も!と展示ブースに、災害時でも充分使える日常食品を並べました★
他に、温めずに食べられるカレー(レトルト)や、加熱剤付のレトルト食品、水を入れて60分待てば食べられるお米(アルファ化米)に、缶に入った長期保存可能のパンなど、特別に用意したものも展示。「これ、いくらくらいするの?」「こんなのだったら家にあるわあ」など、主に家庭で食事を作っておられる女性方が熱心に見入っておられました!
今回の講話は、栄養学科講師の境田先生ですが、先生だけでなく、境田ゼミ生による調理デモンストレーション有りと、珍しく趣向を凝らした講座でした。
が!!!!!
なんと、いつも写真係をしている境田先生と境田ゼミ生が講座担当のため、講話が始まるとてんやわんやのてんてこ舞いで、講話中(デモも含め)の写真が一切、ございません!!!!大失態!!!大変申し訳ありません。m(_ _)m
境田先生は、実際に3日間、1日飲み水1.5リットルまで、かつ火を使えないという設定で、非常食で生活をしてみた経験をお話しされたり、境田ゼミ生は、パッククッキング(ビニール袋に食材を入れて、沸騰したお湯の中に入れて調理)の調理デモンストレーション(白飯とキャベツとサバのトマト缶煮)や、オイルサーディン缶を使ったキャンドルの紹介を行いました。
最後は、お楽しみ近江ゼミ生による給食提供です!
今回は、備蓄食品や日常保存している食品を使った献立、ということで、ひじき(乾ブツ)を使った梅ひじきごはん、北九州市名物堅パン(備蓄食品として長期保存も可能)を砕いて、パン粉代わりに使ったチキンカツ、いんげんの当座煮、日持ちする生鮮食品の代表じゃがいもを使った冷製スープ(ビシソワーズ)、長期保存可能な野菜ジュースを使ってベジ寒天入りフルーツポンチの5品です。ベジ寒天に使用した野菜ジュースはカゴメさんからのご提供です!
テーマは「来年の8月の講座は災害食で」と昨年から決めていたのですが、参加者の皆さんの関心が非常に高いタイミングでの本講座となりました。これをきっかけに、ご家庭での備えを見直していただけたら幸いです。また、九州北部豪雨災害の被災者の皆さまに対し、心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復旧復興を願っています。
さて、次回の公開講座は10月21日のしおん祭(大学祭)の日です。最近、話題の腸活についてのシンポジウムになります!皆さん、是非、ご参加ください(大学祭のため食事提供はありません)