北九州の郷土料理~糠床、糠炊きの魅力発見~第3回大学連携公開講座~

10月20日 西南女学院大学祭『しおん祭』では毎年、大学連携公開講座を実施しています。今回はちょっと趣向を変え、北九州の郷土料理を是非、若い人達にも伝えたいということで学外から講師をお招きして、糠床・糠炊きのお話しでした!

北九州・小倉名物!「糠炊き」

北九州・小倉名物!「糠炊き」

 

北九州小倉・糠床糠炊き研究会の顧問をしておられる波多野淳子先生は、小倉南区で糠床専門店「槇乃家」さんを経営なさっておられます。今回は波多野先生を講師に、「糠床」の作り方を実演も交えての講座でした!

講座の前には、いつものように、栄養学科学生による血管年齢測定&骨密度測定、看護学科学生さんによる血圧測定がありましたが、今回は九州歯科大学さんからも多くの学生さんが参加し、舌圧測定(これは先生がされていましたが)、歯に関する展示を行い、歯を健康に保つ普及啓発をされて、非常に活発なブース展開となりました!

今回は看護学科の4年生ということで、落ち着いてますね★ 骨活(ほねかつ)レシピの展示も忘れません★ 歯科大の学生さんもポスター展示で、一生懸命説明されていました★

さて、肝心の講話のお話し・・・

北九州小倉に糠床が根付いたのは、そもそもは福井県の「へしこ(いわしや鯖を糠に漬け込む)」の食文化を小笠原家(小倉のお殿様ですね)が小倉に持ち込んだことが始まりだそうで、温暖気候で魚の漬け込みが保存ができないことから、糠と一緒に魚を炊く=糠炊き、が生まれたそう。

「ご自宅に、糠床がある方~」の問いに、思った以上に手があがりました!!  波多野先生は西部ガスの配布冊子「&アンド」でも、ご紹介されました。

小倉の糠床の特徴は「贅沢」であること!床に、唐辛子や山椒の実、柑橘類の皮プラス必ず『だし昆布』を入れるのだそうです。そして、漬け込むお野菜は「旬」の野菜。春はタケノコ、夏は定番のきゅうりにみょうがやオクラ、セロリなんかも良いそうです。秋・冬は、大根に蕪、人参に蓮根、山芋なども(そういえば、私はお店で『こんにゃく』の糠漬けをいただきましたが、これも小倉ならではの糠漬けらしいですよ)。

そして、そして、今回の目玉は、波多野先生による「実演!糠床作り」です。手嶋先生と手嶋ゼミの学生はスマートフォンを屈指して、ご来場の皆さまにも見えるよう、テレビ撮影を頑張りました!

糠床の実演です!でも、一歩、引いて全体を見てみると・・・  手元が暗かったので、学生がむらがってスマートフォンの明かりで照らしていました(^^;)

波多野先生が自宅から持ち込んだ「糠床」を使って(新しく糠床を作った際には「古い糠床」を入れるといいそうで)、糠炊きの実演も行われました。写真は、まだまだ炊き始めたところでもっともっと煮汁を煮詰めるとのことです。

糠炊きの実演。もっともっと煮詰めます!  近江教授より「なんでも食べ過ぎは禁物!糠漬けは塩分が高いので、気を付けて!適量を‼」

そして、最後にしっかり「栄養」のお勉強も。栄養学科教授の近江先生より、発酵食品としての糠漬けの良さと、減塩(いくらよいからと言って食べ過ぎは禁物」についてのお話もありました!

講演終了後も、先生に直接お話しを聴きたい方が、殺到し、大賑わいで講座は終了しました。

講演終了後も大人気!先生に直接お聞きしたいことがあるのですね★

次回は、12月1日(土)、九州歯科大学の藤井航教授による「ヒトはどのようにして、食べたり、飲んだりしているのだろう?」です。お食事付です。下の写真は先日、試作したときのもの。とっても美味しいですが、しっかり歯ごたえのあるお食事でしたよ★申込み締切は11月9日となっています。皆さま、お早めに!

2018.12.1第4回公開講座募集ちらし

次回の『しっかり噛んで!骨太御膳』の試作です。食べごたえあり★