上海留学を終えて

観光文化学科3年生

山本 志穂

  私は2018年9月~2019年1月まで上海師範大学国際漢語学院(International College of Chinese Studies Shanghai Normal University)へ語学留学をしました。私は5か月間の上海での留学生活を通して多くの刺激を受け、大きく成長しました。留学生活が始まった9月、私は初めて親元を離れる生活に、初めての海外での生活に、緊張で周りが見えませんでした。日本で学んだ中国語も初めは全く聞き取れず、ここで5か月間生活できるのだろうかと不安で、学校が始まるまでの1週間は暇さえあれば勉強していました。

しかし、授業が始まるとそんな不安も一気になくなりました。授業は国も年齢もバラバラの人たちと同じ教室で受けるため、毎日新しい発見があるようでとても新鮮でした。私のクラスには韓国・モンゴル・ベラルーシ・タジキスタン・セネガル・ウズベキスタンなどの国の学生がおり、お互いの国の文化や食事を中国語で紹介しあうことで、留学するまで知らなかった国への知識が増えました。みんなそれぞれの理由で留学に来ており、自分がしたい勉強を自分のしたいタイミングで出来ている環境がどれだけ恵まれているか分かり、このメンバーだからこそ留学の目的を見失わずに過ごすことができました。クラスメイトとは授業以外でも市街地へ遊びに行ったり、一緒に晩御飯を食べたりしました。

山本志穂写真1

 私は文化活動にも参加する機会があり、11月に行われた国際文化祭で日本人ブースのメンバーとして、いなり寿司を提供しました。また日本の民族衣装として着物を着させていただき、多くの中国人だけでなく外国人留学生と交流をしました。日本文化に興味をもっている学生も多く、アニメの話や日本について知っていることで多くの外国人留学生から話しかけられ、日本という国に興味を持つ人がたくさんいるのだと心から嬉しい気持ちになりました。

 山本志穂写真2

 留学生活の5か月間、私にはルームメイトがいました。初めは知らない人と住む生活に違和感がありましたが今では、ポーランド人の彼女は私にとって良いルームメイトであり、良い友達であり、時には中国語やヨーロッパの歴史について教えてくれる良いお姉さんでもあります。彼女の紹介でヨーロッパの友達も増え、誕生日やポーランドの独立記念日、クリスマスや新年も一緒に過ごし、お互いの国ではどう過ごすのか語り合いました。日本に帰ってきた今でも、お互いに連絡を取り合っていていつまでも続けたい関係です。

この留学生活を通して、もちろん中国語は上達しましたが一番の成長は心です。多くの国籍・年齢の人と交流することで、以前より広い視野で物事をとらえることができ、物事に挑戦することが出来るようになりました。また、辛いことがあったとき頑張っているのは私だけじゃないのだと踏ん張ることもできました。楽しいことばかりではない留学生活でしたが吸収したものは多く、私の人生の中でかけがえのない経験になりました。