6月4日(土)の午後に、福祉学科の精神保健福祉士実習指導者懇談会を開催しました。

本学科では、社会福祉士の国家試験受験資格の取得にプラスして、精神保健福祉士の国家試験受験資格も取得できるように設定してあります。精神保健福祉士の国家試験受験資格を得るためには、本学科では3年生に精神科医療機関で3週間、4年生で地域の施設等で3週間の実習を行います。
その実習先に指導者の方々に、本学までお越し頂き、大学の担当教員と意見交換や懇談を行ったり、実習を受けさせて頂く学生と事前に面談をして頂いたりします。
毎年開催していまして、今年は6月4日の土曜日に開催しました。ご多忙にもかかわらず、実習先のほとんどの病院、クリニック、メンタルヘルスに関する施設、等々からお見え頂きました。ただただ感謝であります。

また、懇談会に併せまして、特別講演会を開催しました。
特別講演Ⅰでは、一般社団法人福岡県精神保健福祉士協会の大山和宏会長に「最近の精神保健福祉の動向」について、お話頂きました。
特別講演Ⅱでは、「社会福祉士・精神保健福祉士の新領域について ~スクールソーシャルワーカー業務を中心に~」についてお話し頂きました。
その後、実習指導者の方々と、本学福祉学科の稲木学科長、平田教授、今村准教授、嶋村講師と精神保健福祉士の実習についての意見交換、懇談会が開催されました。
臨床実践の第一線で活躍されておられる現場の方だからこそ、といったご意見やご提案をたくさん頂戴致しました。
最後にこの夏8月から9月にかけて、精神保健福祉士を目指す学生たちと、そのご指導にあたって下さる指導者の方々との顔合わせを含めた面談を行いました。



3年生18名、4年生16名が「精神保健福祉士」になるために、実習をさせて頂きます。指導者の方々にも、本学の卒業生の方々が増えて参りました。とても嬉しいことです。教員としては、卒業生の名刺を頂戴するときが、至福のときです・・・・・。
本学科精神保健福祉士養成レーンでは、「実習をさせて頂く」、という基本的態度がしっかりと理解できるように教育を行っています。臨床の現場で活躍されている指導者の方々は、常にご多忙だと拝察します。しかし、その中で、自分たちの後進たちを育てようというお気持ちを持って頂きながら、ご指導してくださっていることに、心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。